花が咲き乱れる房総フラワーライン

房総フラワーラインは、千葉県房総半島の先端をめぐる約46kmの海岸道路です。
海風を感じながら四季折々の花々を楽しみ、南房総の絶景を満喫できる人気のツーリングロードです。
房総フラワーラインはその名前からも分かる通り、花の道路です。
春には菜の花が道を黄色く染め上げ、夏にはマリーゴールドが陽光を浴びて輝くなど、年間を通じて花々が道路を美しく彩ります。

海岸線沿いを走るため、潮風感抜群の絶景も魅力です。
その中でも、伊戸と相浜をつなぐ6kmの道は「日本の道百選」に選ばれました。
美しい砂浜が続く平砂浦海岸には、強風を防ぐためのクロマツの防風林が連なり、松林と砂浜のコントラストの美しさから「白砂青松 100選」にも認定されています。
歩きやすいように遊歩道が設けられていますので、散策で運転の疲れを癒すのもいいでしょう。

房総フラワーラインに出かけたら訪れたい!おすすめスポット

房総フラワーライン沿いには、南国ムードが感じられるおすすめのスポットが多数あります。
「道の駅南房パラダイス」は地元産グルメなどのショッピングが楽しめるほか、見所がたっぷりの非日常感あふれる空間が魅力の施設です。
動物と触れ合える「アロハZOO」や充実した熱帯・亜熱帯植物群が特徴の動植物園、特設ステージで披露されるフラダンス、ハワイ料理が楽しめるレストラン、トロピカルドリンクが人気のカフェなど、千葉に居ながらにしてハワイに居るかのような気分が味わえます。

「沖ノ島公園」は館山航空隊基地の裏側にある無人島で、砂浜を歩いて渡ることができ、30分程度で島を一周できます。
豊かな自然が保たれており、めずらしい植物をみつけることができるでしょう。
夏は海水浴場としても賑わいます。

「青木繁『海の幸』記念館・小谷家住宅」は、国の重要文化財「海の幸」が描かれた場所を記念館としたものです。
青木繁作品の複製画や写真パネルや解説パネルの展示のほか、庭園には「刻画・海の幸」のブロンズ彫刻が設置されています。
また、付近には鳥居と富士山が重なる布良崎神社や女神山などがあり、海と山の景色が満喫できます。

「安房国一宮 安房神社」は、「ものづくりの神」を始め、いにしえの神々を祀る神社です。
この神社に参拝すると多くの神々のご利益を一度に授かることができるとされ、古くから人々に信仰されてきました。
樹齢500年を超えるご神木が鎮座する、生命力に満ちた聖域です。

房総フラワーラインへは、館山市街にある下町交差点から県道257号から国道410号に入り、県道297号を経由して、南房総市和田町のフラワーライン入口交差点に向かって進みます。
美しい花と海、そして南房総の魅力を満喫しましょう。