コロナ禍でバイクが売れている
コロナ禍で、三密を避けるためにバイクが売れていると言われています。2021年度のバイクの売上は、1999年以降から過去最高となっていると発表されていて、年間で29万台を超えるとされています。特に日常使いできる原付2種が販売台数の多くを占めています。これは、コロナ禍で通勤の際に満員電車に乗ることを不安と感じた方や、買い物で電車に乗ることを避けたい、というような人が購入しているとされていますが、コロナ禍ということ以外にも、バイクが注目されている理由がいくつかあるようです。
新車が買えない、中古車も高い
コロナ禍で車を購入する人も増えたとされていますが、車の価格はあがっています。二輪車と比べると、車の価格はもともと高いですし、維持費もかかります。少しでも安く購入しようと中古車を調べる方もいますが、実は中古車も販売価格が高騰しているのです。このような点から、自分ひとりが乗るのであれば、バイクでも良いのではと考える人もいて、バイクの売上が伸びています。バイクのほうが小回りが利くということもありますので、利用用途によっては、バイクを選ぶ人もいるのでしょう。
リターンライダーの増加
若い頃にバイクに乗っていたという中高年のリターンライダーが増えていることも、バイクの売上があがっている理由のひとつです。中高年になって生活が落ち着いてきた時期に、新しい趣味としてバイクを選ぶ人が増えているのです。バイクが注目されているのは、新型コロナウイルスの感染を気にしないで楽しみやすい趣味という点からです。感染を気にしないで楽しむとなると、三密を避けるということになりますので、バイクは適しているのでしょう。リターンライダーは、ツーリングのために自分のバイクを新たに購入するケースも多いため、バイクの売上が伸びているのです。
バイク女子の増加
バイクと言えば、男性が乗るというイメージがあるかもしれません。しかし、最近は女性ライダーが増えていて、バイク女子という言葉もトレンドになっています。女性だけで構成されているツーリンググループもあるということなので、女性にバイクが注目されていることがよく分かります。バイクに乗る女性がかっこいいとSNSで話題になり、バイク女子が増えたのです。昔もバイク女子はいましたが、そこまで多くはありませんでした。しかしSNSの普及で、バイクに乗る姿やバイクに乗っている写真や動画が公開されることが増え、バイク女子を目にする機会が増えたことで、バイクに乗ってみたいと感じる女性が増えたのです。かっこいい女性に憧れて、バイクに乗りたいと思うのでしょう。バイク女子の中には、リターンライダーもいるようです。このようにコロナ禍を通して、バイクは様々な理由から再注目されてると言えるのではないでしょうか。